A stick is quickly found to beat a dog with.
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政治について 何一つ言える事はありませんでした。
元々興味が薄い上 不満が無かったので。
そもそも真っ当な大人が一生を懸けてなさっている事に
批判なんかできないし。
彼らの代わりに彼らよりもっと良い政が出来る人にしか
批判することの意味は無いと思っていました。
でも 今日は例外 許して。
一時間前にニュースを見て驚きました。
安倍総理辞意表明について各党の方々の あのコメント。
去ろうとする人を見送る時の姿・態度こそ
如実に人格が映るものだと驚いたのです。
敵にせよ 味方にせよ 出来る限りをして尽くした後に去る人を
ましてや健康を崩し弱っている人に投げる言葉じゃないと思います。
少しでもご本人のお立場や表情 インタビューの内容と推移を
目に耳にしていれば誰だって気付く事であろうに
よくぞここまで黙って頑張っていらっしゃったと感じるでしょうに。
風邪気味と仰る言葉・表情から心の風邪ではと 少しは気付くでしょうに。
死んだら初めて『知らなかった』と驚くのでしょうか。
それでもまだ『大変な時に死ぬなんて無責任だ』と叩くのでしょうか。
日本国内閣総理大臣辞意表明。
それでも この期に及んでまだ叩く面々の顔。
辞めろ辞めろといい続けて 辞めたら辞めたで
無責任だ ありえない とここぞとばかりにカメラに向かって更に吠え立てる
古賀誠という方 鈴木宗男という方 福島みずほという方 小宮悦子という方。
この一時間だけでも 嫌なものを見ました。
香川リカ先生も 今こそ人間の命を考えよう などと講演していらしたのに
『ここに来て具合が悪いから辞めるーと逃げるのはどうかと』との驚愕の弁。
P科のDr，はお辞めになったのかと驚いていたら
何と他大の教授に就任なさったのですね。二度びっくりでした。
無知な私が無責任にも政の話をすることが許されるのなら
一つだけ 人事のことを。
安倍総理のお仕事で一つだけ不思議に思ったことですが
小泉さん政権を支え続けていらした頭脳・人員・大臣経験者を
どうして続投登用なさらなかったのか それだけが分からなかったです。
逆に言えば 安倍さんはとても頑張っていらした良い総理だと思うのです。
大臣の方々の過去の金銭に関する過ちが続いて明かされましたが
その度に 二つの小説を思い出しました。
ひとつは 貧乏と苦労を描かせたら世界一な トルストイの『にせ利札』。
一時の気の迷いのつもりでも
お金の過ちは一生付いて周り 周囲を不幸にする。
だからこそ遠ざけるべきことだというお話で
もひとつは O.ヘンリの『警官と賛美歌』。
盗人が過去を悔い改め 新たな人生を歩みだした次の瞬間
過去の咎で逮捕される という とても皮肉なお話です。
辞任なさった大臣方は就任なさった方々は産まれてから生きてきた今まで
まさか自分が大臣になるとは思っていらっしゃらなかったのでしょう。
思って生きてきたなら お金という安易で危険なモノから
遠ざかっていらしたのでは と。 少なくとも 政治家になった以降は。
その点 小泉さんは本当に凄いと思います。
政治家として立つには莫大なお金がかかるのは周知の事。
ましてや派閥にべったりではない
＝後ろ盾が少ないお立場は更にしんどいと想像にたやすい。
なのに小泉さんも小泉さん周辺の方々も非常に立派でいらして
少しでも見返りを乞う意味を孕んだ寄付や
訳の判らない金品の贈答はどんな理由であろうと
一切 絶対に授受なさらなかった という話を伺いました。
お金ではなく地位でなく 本当に至誠で総理大臣をなさっていたのだと感じ
益々ファンになりました。
近年 小泉さんヘアーや休日ファッションを真似するおじさま方の事を聞きますが
この姿勢こそ おじさま方に真似して欲しい真の小泉fashionだと思いました。
こんな方が身近にいらしたら お洒落でなくても白髪でなくても惚れちゃいます*
さて 現政権を何につけても叩いていらした方々や 影日向で足を引く方は
もし自身が政権を持ったとして 今まで以上の何が出来るのでしょうか。
人を叩いたら 自分にも同等 否 同等以上のモノを求められるのは
至極当然の事だと思います。
念願のコックピットに座っても 今より更に多くのスキャンダルに直面するのでは。
お金ではなく 人間の。
まさかご自分達が政権取れると思っていらっしゃらなかったのか
とても自由な振る舞いなさっている方がボチボチいらっしゃる様で。
人間は消したり書き直し出来ません。
人の友情と覚悟と行動力 舐めてはいけまてん。
棒は 至る所に落ちています。意外なほど。
だからこそ 棒を見つけても 容易に手にしても
無暗に振り回してはならないのだと思います。
なのに 振り回した子は だぁれ?
彼らは同じ事されたら 耐えられるでしょうか。
どうでしょね。
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