20100903

ホメオパシー宣伝=癒しフェア2010と統一協会の関係

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久しぶりに更新する日記に綴るのにあまり気分の良い話ではないのですが
このところ拝見していたTWITTER利用者さん達のご発言に上る事が多かった

"ホメオパシー"

について調べてみましたが
調べ始めて3o秒でこんなのを見つけて拍子抜けしてしまいました。

"判決文 福岡地裁" ← LINK

韓国のカルト宗教集団の "宗教法人 世界基督教統一神霊協会" 
(通称 統一協会・統一教会)の信者さん達がやらかした
各種とりどりの詐欺罪の裁判の記録です。 
この中に登場する 

"家系図詐欺(先祖が地獄で苦しんでいるからと3000万円を騙し取った詐欺罪)
の被告から 先生と呼ばれていた安藤明美 (現姓 遠藤明美)" 

"霊視したところ 貴方の御先祖の魂が地獄で苦しんでいるから
3000万円で供養しないと貴女も大変な事になっちゃう 
と被害者を脅した霊感商法詐欺の一味=遠藤明美"

というこの方は 

東京・大阪・福岡で開催されていたホメオパシーの宣伝のお祭り 
"癒しフェア2010" の主催代表の 
"株式会社フレイア代表 遠藤明美さん" 

ですよね。


両者のご出身地が同じであることと 
会社の登記・取引先から鑑みると

統一協会信者による集団詐欺に加わっていた女性
=ホメオパシーや関連団体・関連企業の大規模な宣伝会の主催者 

の様に思えるのですが
ただの同姓同名で
同じ宗教を信心していていらっしゃる同郷同士でしたら
ごめんなさい。



ホメオパシー宣伝祭の主催の株式会社フレイアの社長さんの
安藤明美さん・現 遠藤明美さんが
同じ六番町共同ビルの3階の同じご住所で運営なさっている 
株式会社エルアウラ という会社が発行する雑誌 "トリニティ" と
"不思議サロンの凄い実力!" という笑える題名の冊子。

"住民・関係者以外の立ち入り禁止"と明示している私の住居の
"郵便・配達物以外の投函を固く禁ずる"と明記してある郵便受けに
一時 この二冊セットがしつこく投函されていました。
表紙がいつも不幸な経験をした有名人ばかりな上に
あまりにしつこく配布されることが更に不気味で
当時 コレ対策の為にポスト脇に据えられた巨大なゴミ箱数台から
あふれるほど捨てられていました。

年中宗教の勧誘に遭っている同じマンションの知人が
"これ 宗教関係の本よ。。" と仰っていたことが今日腑に落ちました。
中でも一際勧誘が激しい人物から
"君のためになるから読みなさい" と数度押し付けられた雑誌だそうです。

(うちの集合ポストに各宗教の勧誘書籍や案内DVDがしばしば投じられ
その気持ちの悪さと処分の手間と資源の勿体無さに迷惑をしています。)


その雑誌の表紙には オーラの泉というTV番組で霊視を演じていらした
江原さんという太った中年男性の大特集が
トップ記事として掲載されていました。 

統一協会関連会社と取引のある会社の社長さんである
ホメオパシー宣伝の祭典の主催者である遠藤明美さんが 
もし平成2年の統一協会信者による集団詐欺の遠藤明美さんであるならば
統一協会信者である彼女の会社が発行する雑誌で
江原さんをあんなに大きく取り上げている ということは
江原さんも統一教会のお仲間なのかなぁと つい思ってしまいました。

違ったらごめんなさい。

 
さて 自宅マンション住民を困惑と不快感と恐怖にさいなやませた
"不思議サロンの凄い実力!" という全く意味のわからない冊子。
内容としては 各種ヒーリング行為・スピリチュアル・占い
神様系・パワーなんとか など
人生を踏み誤り それを人のせいにしている人が
いかにも好きそうな文言の並んだ意味・目的・効果が不明なサービスを謳う
各種オカルトサロンの紹介。

加えて エステサロン・ヨガ教室なども。
 
"所以不明な不思議な力を体験しに 一度これらのサロンへ来るべきだ" 
という宣伝本でした。

私の友人がクーポンに釣られてその冊子の中の一軒に行ったところ
マッサージを受けている間中ずっと盛大なお世辞の嵐とあてずっぽうなお説教と
"貴女の為になる"という集会に勧誘され続けたと 閉口していた事を思い出し
最近巷に増えたヒーリングサロンってこういうカルト教団体を母体に持つのかぁと
宣伝の為の冊子配布が逆効果になりました。

それにしても 不思議サロンて
統一教会の本国=韓国の言葉をそのまま和訳したから
不思議サロンなどという こんなにいかにもカルト宗教らしさあふれる 
不気味さと疑わしさに富んだ総称になってしまっているのでしょうか。


こんな方法でよく人を騙そうとするものだなぁと思うのですが
離婚や死別など人生に影響を及ぼす経験をした直後は心身の拠所を求めて
こうした笑ってしまうほど怪しい宗教に驚くほど簡単に騙されてしまう方が
少なからずいらっしゃる様です。

騙される というよりも 縋る為に信じたい と
受動してしまうのかもしれません。



呼ばれてもいない知り合いの葬儀に参列して喪主に取り入り
買わないと不幸なままとか 地獄でもがいている御主人の供養をしなさい
と脅して絵画・印鑑・弥勒菩薩などを購入させ 計4400万円を騙し取ったり

家系図の調査作成を持ちかけ その結果 ご先祖が地獄にいる事が判明した
という不思議話へ運び 地獄で苦しんでいる御先祖全員の魂を救う為にと
供養代金3000万円を騙し取ったり

貴方が持っているお金は汚いから 預かって浄めて毎月分割して返してあげる 
と持ちかけて二十万円の寸借詐欺をしたり。



この判決文にあるカルト集団=統一協会の根底に流れるものは
愛でも 平和でも 信心でもなく ただの欲であるというのは見ての通りです。

こんなものを信じる事で心の支えになるのならそれぞれの自由だとは思いますが
このような詐欺罪で実刑を受ける宗教集団が関わっている 
"ビジネス" であるという事を理解して

その上 この様な事を信じて実践すると 恐らく
統一協会に全財産を騙し取られて 家族や友人知人から軽蔑され 
肝心な悩みや疾病もまったく解決されず
最後は自分を恥じ 後悔の中でさらに悩みや不安が深くなる 
という結果が待っているという事を十分留意なさった方がいいともいます。

  
  ***


以前から少し感じていたのですが
経済観念を含む道徳観念と宗教観念って 
よい意味でもわるい意味でもよく似ていると思っています。

例えが変ですが
"びっくりするほどダメな男性とばかり付き合う女性" と 
"各種悪徳商法や訪問販売や詐欺や宗教に無限状態で騙され続ける人"
はとても良く似ていませんか。
(後者は高齢者以外にも 意外と若い被害者もいらっしゃるそうです。)

雑誌で時々目にする "ダメ男体験談" に見る
普通なら全力で逃避すべき究極的なダメ男となぜか付き合い始めて
"恋愛と言うよりも被害" に落ちる子達のお話。
見た目はまぁまぁな子ばかりなのに
どうしてそんなのとお付き合いする破目に陥ったかという理由に
"寂しかったから" "暇だったから" "その時はなぜかとても良く見えた" 
というものが挙げられ 何かに似ているなぁと思っていたら ふと 
宗教にハマって騙される方々に似ていらっしゃる気がしました。

よくよく考えれば "そんなバカな話をどうして真に受けちゃったの-" 
と誰もが思う笑いごとなのに
なぜか本人は真剣。 なぜか熱くなって落ちてゆく。
そして 目が覚めて後悔・反省した後も 
なぜか再度似たようなとびきりに酷いのと落ちてゆく。

これは
恋愛(に見える自暴自棄や自己陶酔)や
宗教(に見える詐欺行為)や
帰依(に見える自己満足)
に依存している状態だから 何度でも繰り返してしまうのだと思います。



信仰の自由はもちろんありますが
お金を払って拝めば 病気や不都合が消えるという
極めて理不尽なことを信じてしまう安い心が
いつまでも宗教団体という詐欺集団を蔓延らせる
最大の要因になるのだと 非常に残念に思うのです。

被害者が悪いと言うつもりではありません。

崇拝や供養は二の次で ただ寂しかったから
相手にしてくれる詐欺集団の相手をしてしまった
そして気付いたら全財産を失っていた という方も多いと思います。
でも 普通は相手を選んで 相手に応じた対応をするという
自己防衛本能が恐らく大抵の人間には備わっていると思うので
どんなに寂しくても辛くても 
その能力だけは出来るだけ放り出さないでいた方がいいと思います。

理由は何であれ信仰を持つのなら ただ拝み 献金し 言いなりになるのではなく
まずは その宗教の教義や唱えている人物や団体の抱えている問題点はもちろん
その教義が発生した時代背景などを徹底して調べてお勉強し 理解してみて下さい。

そんなお勉強も理解も怠って安易に崇拝行為に及び
"これで魂や御先祖や大切な人が救われた"
ということにしてしまう怠惰な依存心が
気持ちの悪い宗教団体・詐欺集団を育てて太らせているのだ
という事をいい加減理解すべきだと思うのです。


崇拝行為で全財産を失うというあまりにバカな事態をもうこれ以上増やさない為に
何か策を講じる必要があると思うんですよね。


いっそ 各種宗教のノウハウを集極させた国営の宗教を作って
依存心の強い宗教大好きさん達に好きなだけ信心していただき
気が済むまでお布施をして貰い
全財産を失いかけたことに気付いた本人がハタと我に帰ったら 
"私がバカでした" と反省文を一筆書かせた後に
納めてしまったお布施の全額をちゃんと返金する
という宗教トレーニング制度を作った方がよいのではと。

全財産を失うほど宗教に傾倒してしまう殆どの人は 
一度では懲りないので 再度同じ事を繰り返す必要が生じるのでしょう。

地方自治体などはそのお布施還付までの利息だけでかなり潤うと思いますよ。。


同じく ダメ男・ダメ女大好きさんの救済の為に
国営のクラブ・ホストクラブを (ry


ごめんなさい 趣味の悪い冗談です。


そんなバカな事を考えてしまうほど
ホメオパシーを含む宗教関連団体の詐欺とその手法の稚拙さと
それに相反して増え続ける被害者の多さに驚いています。



大切な人が地獄で苦しんでいるが お金を出せば助けてあげる というお話。

そもそも 誰も行ったことも観たこともない地獄でその人が救われたことを
誰がどうやって知ることが出来るのかを一瞬だけでも考えたら
こんな詐欺には遭わないと思うのですが

見てきたように地獄を語ったこの霊視の先生を演じた遠藤明美さんは 
一度は地獄に行ったことがあるのでしょうか。

焼かれてつつかれて舌や首を切られるという責め苦の後の体で 
どうやって戻って来ることができたのか
その地獄体験談 という言い訳を伺ってみたいです。

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おひさしぶりです

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おはようございます。

お久しぶりです。
twitterとここから戻って参りました。
引き続きお世話になりますが どうぞよろしくお願い致します。

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20100402

April fool

註: あの これ↓ 一応エイプリルフールのつもりです。。

20100401

こまった

うーんこまりました。
あと10分で4月1日が終わってしまうというのに
何も思い浮かばないです。

生まれてこの方一度も嘘をついた事が無いから
どんな嘘をつけばいいのか分からない。

むーん。こまりました。

20100322

NYCマラソン

最近は東京の宝、高尾山で時々走っている
mountain masochistのHと申します。
ちなみに 靴はモントレイルではなく
日本のメーカーによる日本製のスニーカーです。
made in Japanは なんだかんだ言ってもやはり最高だと思いますよ。
それに気づいたので 細々と内需応援もかねて
最近は着るものと食べるものは極力日本製にこだわっています。


知り合いにも一人 意外な日本製品のファンがいらっしゃいます。
ひょんなことで知り合ったマラソン仲間です。

私が初めて留学したばかりの頃。
年末の恐ろしく寒い日 今日はメトロ代を節約して歩いたら死ぬと思い
地下鉄に乗った所、真っ青な顔をしてずぶぬれのTシャツとランパンだけで
震える初老の男性に遭遇したことがあります。

普段は不親切で極悪非道な私でも 素敵な白髪男性が凍える姿に萌えて
思わずハンドタオルやら手拭いやら使い捨てカイロを差出しながら声をかけてしまいました。

コールドルームでの実験作業着に持っていた上着と軍手を貸すと
大変喜んで下さったので ポットの残りのむぎ茶をすすめた所
若干怯えながら飲んだ途端ハァァと息をつき 気に入って下さいました。
(日本のお茶といえばグロサリーストアで売られている
缶ボトルに芸者のイラストがついた砂糖入り緑茶・麦茶しか飲んだ事が無く
初見では一口含んだら出してしまったとのことでした。)

ペンステーションという東京駅の様な大きな駅で乗り換えた後も
私はコールドスプリングハーバー駅まで
彼はその次のハンプトン駅まで行くというので同車の人に。
道中話を伺うと その悲惨な身なりの可哀相な初老の男性は
ホームレスである訳でもなく オイハギに遭った訳ではなく
NYCマラソンのラン帰りだそうでした。

彼はNYCマラソンに参加した後帰宅しようとしたものの
開催の為に規制した交通復帰が混乱を極めていて
大混雑をかき分けて駐車場に戻ると車が盗難に遇っていて
その他いくつかの不運が重なってコートもウェストポーチも失い
着替えも車での帰宅も迎えの車を呼ぶことも無理だったので
地下鉄に乗ったのだそうです。

ペンステーションの乗換時に彼の交通費の心配をする私に

「私はホームレスではなく、電車賃はなんとかなると思うけど
お茶をご一緒してくれたらとても嬉しい」

と仰るので 可哀相に。。やはり寒くておなか空いているんだと
誤解した私が売店で紅茶とスープとパンとココアと
チョコレートがけのビスコッティを買って渡したら

「他意のつもりだったんだけど。。本当に私はホームレスじゃないよ!」

と笑いながら彼は それしか着ていなかった
青いずぶ濡れTシャツを指さしました。
彼はそのTシャツにプリントされた某銀行のエラいさんで
マラソン大会の主催側ですが一緒に楽しみたくて
NYCマラソンに初参加したそうです。

極限的な寒さと雨と空腹と尿意に耐えてなんとか完走したら
休憩所もトイレもパンク状態、ゴールのベーグルやコーヒーのサービスも品切れ。
その上車は盗難に遭い 所持金は非常時用に持っていた20ドルだけ。
部下か知り合いを探すもそれどころではない大混雑で全てを諦めて
仕方なくTシャツ短パンで震えながら地下鉄に乗ったら
君にホームレスと勘違いされてお茶と夕食を御馳走になったんだと
笑っていました。

その時はそんな感じで大変失礼をしてしまったのに
そのお茶と軽食を私への借りと思っていらっしゃるのか
今でも折に触れてスイス出身者らしくチョコレートを送って下さいます。

私も御礼に日本ならではの品をご挨拶代わりに送っているのですが
東京マラソン初年の4年前に

「東京マラソンのニュースを見たよ!
沿道で東京物産のお菓子や軽食をみんなに配っていたと聞いて驚いた。
東京人は気前がいいね!ところでNINGYO-YAKIって人魚の形なの?」

とのメールを頂いたので

「そういう気前の良さとやりすぎてしまう位の親切心を
江戸っ子気質というんですよ。」

と返事をし、その年は浅草の人形焼きを送ってみましたが
フィギュア大の人魚の形をしたケーキを想像していらした様で
「人魚じゃないんだ。。」とあからさまにガッカリされて笑いました。
今年送ったエアー足袋は「すごいいいな、これ!」と大好評でした。

過去送った駄菓子の中で 枝豆むいちゃいましたが一番ウケたのですが
アメリカ人にとって あの枝豆の人気はなんなんでしょうか。
ィエダマーミーではなく エダマメですよ。
枝豆以上にウケの良い日本のスナックは何かないでしょうか。

マンハッタンで地下足袋で走っているガイジンさんに出会っても
ホームレス扱いしないであげてください。


東京マラソンはNYCマラソンと比べて
設備も沿道の方々のたくさんの温かい支援の面でも
開催時期(NYは真冬、東京は春の始め)の点でも
とても恵まれているマラソン大会だと思いました。

20100321

東京マラソン2010

良く食べて、良く動いて、良く飲んで、良く寝るのが好きなので、
月曜から良く食べて動いて寝て、今週末は良く飲みました。

時々週末にお邪魔しているバーは
私には勿体無い様な素敵なオーセンティックバーなのですが
何故か土曜の九時になるとオーナーがその特権を乱用してか
TVを出させて「東京の窓から」をオンタイムで見せて下さいます。
石原さんが好きな方も嫌いな方も、土曜の夜はその止り木で
異業種交流方々、おなじみさん連盟で
あーでもないこーでもない言いながら拝見しております。

先週末は竹中さんがゲスト。
田母神さんの時程は盛り上がりませんでしたが、
皆さん、いつも以上にあーでもないこーでもない仰っていましたとさ。

政治の事はあまりよくわからないので置いておきますが、
そして、私は東大の民営化には反対ですが、
東京マラソンの事を穿った見解をなさっていて、
「東京でのマラソンは楽しい・安全・快適で気持ちよくて便利でいい」
という以外の理由が必要なのかなぁと思いながら拝聴致しました。


今年は残念ながら落ちました。
あぁ。。日テレの西尾さんと走りたかったです。。。

今年はクラウザーさんや、「乳酸は友達」というプラカードを掲げていた方がいらしたと伺い、爆笑しました。どこのどなたですか。


来年はどんな格好で走ろうかな。
東京マラソン、大好きです。

20100320

お隣の国とか もっと北の国とか。

大の小泉さんファンを自称しています。
政治の事はさっぱり分からないので、あくまでも一国民としての意見です。


当時どん底かと言われた景気を盛りたてる為にやむを得ず採った政策であったとは思いますが その為に日本の大切な宝である 製造業のクラフトマンシップの位置や質を下げてしまう結果を招いた点は両刃の大剣だったと思います。

短所がある反面 素晴らしいと思う点ももちろんあり
あの政策おかげで 大企業さんが元気を取り戻せて 大企業さんが引っ張ってくれたおかげで雇用も景気も復活出来て その数年後にはちゃんと努力や工夫や創意を形にした人たちは多かれ少なかれの結実を実感できたと思うんです。

景気 確かに回復していましたよね?
景気 良かったですよね?

皆さんお買い物たくさんなさって 必要のない物もたくさんたくさん買って無駄遣いして 身の丈に合わない高級レストランやサロンへ「足を運ん」でお食事したり それをお店に断りもせず撮影して日記に貼って公表したり 高額なジュエリーを購入して 「お買い上げ~」とか「連れて帰った」とか「自分への御褒美」という不思議な言葉も流行っていましたよね?
(ある時期、突然マスコミが不景気だとか前政権のせいで将来真っ暗だと連呼しはじめてからなぜか急に贅沢系ブログがバタバタと消えてしまいましたが)

経済に無関心なOLさんやサラリーマンさんや農家の方なんかも
資産家でもないのに株投資する方がとても多かったですよね?
それだけ、お金が余っていたんですよね?
それは「景気が良い」という事だと思いましたよ。

その点では 一連の政策は成功だったと思っています。
むしろ 小泉さんが引退なさった後も政治家さんが自身の人気取りの為に小泉さん批判なんかなさらずに政策をあのまま続けていたらもっと良かったのではと公言して その都度"政治にくわしい方々"からギャーギャー叱られてしまっておりますが。

小泉政権のせいで弱者が置いてけぼりだ
強気を助く・弱きを挫く悪政だと詰る声を
主に先の選挙の直前にテレビや街頭で頻繁に聞きましたが
そんなにまで何もしない人も努力をする人も同じ待遇を求めるのならば
社会主義や共産主義を謳う政党でも支持すればいいのに
一度でもいいから社会主義国や共産主義国へ移住して
それがどんな事かを経験してくれば良いのにと思います。

何をしても報われない代わりに 何をしても最低限の保障を得られる国や
働いた分だけ収入をキッチリと分配される代わり
病気や不運に遇ってもやはりキッチリ収入を減らされてしまう国へ。

そういう制度を謳う国はあれども
謳うだけで実際は悲惨な国政下で人民が餓え喘ぎ
亡命者が後を絶たない状況であることは小学生でも知っている筈ですよね。


本当の意味で努力をしたのに報われないという方を 近年見た事が無い。
これは、ある区の、元・生活保護申請担当者の生の言葉です。


メディアの嘘を嘘と見抜けない人や
踊らされて実行までしてしまう人は
本当に 資本主義や民主主義には向かないと思います。

20100319

2009年冬、日比谷公園にて 余記

先日の日記の余記です。
(いつものように 無推敲メモです。論点もオチもありません。)


私は派遣村の活動や存在を否定する気持ちは無く
むしろ素晴らしい活動だと尊敬しておりました。

だからこそ 余計な小細工や小芝居を端々で垣間見てしまった分
失望も大きかったのだと思います。

素晴らしい活動をなさるなら
所属団体や思想など微塵も見せずに一切無関係でするべきだと
反面教師的に勉強になりました。

ボランティア活動経験者なら誰もが一度は経験する
「善意の悪用者」との出会いも避ける事は出来ない
良くある事なので多少の事は甘受するつもりでしたが
派遣村関係のボランティアはもう二度と参加しないつもりです。


ホームレスの方々 フリーターの方々 派遣切りに遇った方々等。
当日 色々な事情・人生を持った方々がいらっしゃいましたが
最初から職探しなんかする気が無く
生保斡旋業者にマージンを抜かれずに生活保護受給が容易に叶うから
という理由で派遣村に集まった数多くのホームレスの方々も
その朝の食事さえ得られたらその後はかまわないでくれという方々も
派遣切りで困っているけれど 人との交渉が面倒な飛び込み営業や
大好きなジャンルのイベントが多い土日に出勤が求められる会社や
清掃や葬祭業に就く位なら就職したくないから当分は生保を受けたい
という方も
自分が働く気が起きないのも朝起きれないのも絶対鬱だから
闘病・通院の為に生保を受けたい という方も
各々の違いは 私には分かりませんでした。


派遣業の存在の是非 派遣就労の自己責任云々はよく耳にしますが
私の学生時代 業種にかかわらず派遣でのお仕事は
既に当初から「ハイリスク・ハイリターン」と言われていました。
低学歴・低スキル・未経験、でも高給。
そのかわり「雇用を打ち切られる危険がいつでもある」というのは
誰もが知っていた事だった筈でした。


私の友人知人で 派遣社員として働く側になった人と
派遣会社を経営する側になった人がいます。

私の元クラスメイトに「高校通うのがバカバカしい」という理由で
高校を中退してしまった子がいました。
高校なんか行かなくても大検で一発逆転すればいいし
ダメでも就職先なんかいくらでもあるし
就職がダメでもバイトや派遣の方がお給料良いからいくらでも稼げるし
むしろ受験や就職等の無駄を一切省けて賢い人生かと。
おまえら馬鹿はまぁ頑張れ みたいな事を言って中退してゆきました。
中退者がほぼ皆無な学校だったので 親御さんも同級生も学校側も
そんな甘いもんじゃないんだよ と説得したにも拘らず。

皆が大学へ進学した頃 彼女は大検は諦めた様でしたが
こんなエアメールを時々送ってきてくれました。

「今私は派遣でガンガン稼いで旅行三昧です。
ひと月がかりでヨーロッパ全周したので次はアフリカ制覇目指します!
来月帰国したらごはん食べに行こうね!楽しみにしています!」

ある時はインド放浪 ある時は中韓グルメツアー等 優雅な内容でした。
その頃私はバイト代を殆ど学費につぎ込んで 外食なんてとんでもない
食費も睡眠も削る毎日だったので彼女との初デートは叶いませんでしたが
派遣での収入だけで世界旅行へ行ける彼女が正直羨ましい半面
貯金はしないのかな 2か月もお仕事休んで大丈夫なのかな 等と
余計な心配をしておりました。

結果 大丈夫じゃなかったんですよね。


一方 若くして派遣会社を興した知人がいます。
彼は大学の途中で親御さんを亡くし
当時まだ高・中学生だった弟妹の学費と生活費を稼ぐ為に大学を中退し
派遣やバイトに明け暮れた経験を自らの起業に活かしたそうです。

そんな彼が数年前に漏らしてくれた悩みと疑問は
「ハイスキルの派遣さんを抱えたいのに
派遣社員さんのほとんどがスキルアップに無関心である」
というものでした。
派遣社員さん達にアンケートを取ると
しばしば自分の将来への不安を訴える方が少なくなかったので
会社が費用を負担して格安で各種資格取得研修を受けられるようにしました。
にもかかわらず その大変有り難い社員教育制度を利用する派遣さんは
殆どいらっしゃらなかったそうです。

彼も私も苦学した身上として 彼らのスキルアップへの無関心ぶりには
理解が出来なかったのですが 彼の結論としては
「派遣は単なる収入手段であるだけだから関連資格取得なんて不必要で
きっと夢中になって努力している他の大切な事があるんだろうね。。」
とのことでした。

・趣味に打ち込む為に正社員を退職なさって派遣社員になった方
・ご自身の闘病の為・親御さんや親類の看病・介護の為に
やむを得ず勤務形態がフレキシブルなアルバイトや派遣を選んだ方
・努力しても学校の勉強が理解出来ず結果低学歴になってしまい
就職が叶わず 収入確保の唯一の選択肢として派遣業に就労した方
・長い事鬱病等で学業・就労が出来ず 新しく社会の第一歩を踏み出す為に
勇気を振り絞って派遣に入った方。

その人それぞれの人生や事情があり 理由があるから
派遣切りに遇われた方々全員を責めるべきではない事は当然ですし
心身の病やどうにもならない気持ちの塞ぎで働けない・動けない方は
決して無理をせずすぐに治療を受けるべきだと思いますが
自らが低スキル・低学歴の状態のままで努力をせず給与を得られる派遣を
ハイリスク・ハイリターンであると知りつつ選んだのに
派遣会社や派遣先企業や、製造業派遣導入した小泉さんを責めたり(※)、
首を切られて行き場が無くて何処からも援助の手が出て来ないからと言って
突如公共の場を占拠して自身の不遇の不平不満を
都や国にぶつけるのは筋が違うと思います。。


私自身、明日は我が身だと思い続けていますが
そうならない様にしなくてはいけない努力は惜しんでいないつもりです。
全てにおいて その立場になってみないと
その立場の人の気持ちは分かりっこない と公言していますが
私は「その立場」から這い上がって来た身として
また落ちてしまったら それは私の努力が足りなかったのだと思います。



※ 大の小泉さんファンを自称する私ですが
当時どん底かと言われた景気を盛りたてる為にやむを得ず採った政策であったとは思いますが その為に日本の大切な宝である製造業のクラフトマンシップの位置や質を下げてしまう結果を招いた点は両刃の大剣だったと思います。

でも そのおかげで大企業さんが元気を取り戻せて 大企業さんの景気に引っ張られて雇用も景気も復活出来て その数年後にはちゃんと努力や工夫や創意を形にした人達は多かれ少なかれの結実を実感できたと思います。

私個人としては政策的には成功だったと思うのですが。


長くなりすぎたので続きは後日に。